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看護師求人TOP > ナースフル疾患別シリーズ > 呼吸器疾患 >第2章 症状・所見と診察 身体所見

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正常な呼吸

  • 通常の呼吸様式は


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    、腹式呼吸と胸式呼吸を同時に行う胸腹式呼吸である。正常では 1 分間に 12 ~ 18 回の呼吸数、1 回につき約 500 mlの換気量でリズムも規則正しい。

呼吸数・深さ・リズムの異常

  • 「呼吸状態の特徴的所見」の表のように、疾患により呼吸の数、深さ、リズムに特徴的な所見がみられることがある。視診だけで呼吸状態が把握しにくいときは、患者の腹部に手を当てるとわかりやすい。
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身体所見②呼吸音の異常

正常な呼吸音

  • 呼吸音は正常で聞こえる呼吸音(狭義)と、正常では聞こえない副雑音に大きく二分される。気管呼吸音、気管支呼吸音、気管支肺胞呼吸音、肺胞呼吸音は、健康な人でも聴かれる正常な呼吸音である。

聴診部位

  • 呼吸器疾患の診察では、聴診により異常な呼吸音を調べることが不可欠となる。聴診部位は左ページの図のとおりである。
  • 左右の呼吸音を比較するために、聴診は必ず左右対称に行う。

肺内由来の異常な呼吸音

  • 副雑音のうち、肺内に由来する異常呼吸音をラ音という。ラ音には、ある一定時間以上持続するラ音を指す連続性ラ音と、持続時間の短い不連続なラ音を指す断続性ラ音がある。
  • 連続性ラ音は、基本的に気道狭窄によって発生すると考えられている。音の高低は狭窄周囲の気道径によって変わり、太い気道の狭窄では低音、細い気道の狭窄では高音となる。呼気時に発生しやすいが、吸気時にも認められることがある。一方の断続性ラ音は、気道内分泌の多い病態を反映していることが多い。細かい断続性ラ音(捻髪音)と粗い断続性ラ音(水泡音)の 2 タイプが聴取される。
その他の副雑音

◆胸膜摩擦音……「ギューギュー」という音。胸膜炎の際に呼気、吸気の両方で聴取される。
◆ハマンズサイン……心拍動に同期した雪を握るような音。縦隔気腫や左気胸など、肺胞の破裂や外傷などにより心嚢内に空気が入 り込むと聴取される。
◆肺血管性雑音……深吸気で増強する胸部の連続性雑音。肺動脈と肺静脈の吻合異常により聴取される。

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身体所見③打診音の異常

正常な打診音

  • 打診とは体表を叩くことで発生する音で、体内の状態を把握するという診察法である。
  • 健常な成人の肺野の打診音は低い清音(共鳴音)である。この部位には含気量が多いため、跳ね返りのよい音となる。
  • 肺野の打診音よりも跳ね返りが強く、高い音質の打診音を鼓音といい、正常の胸部では肺野よりもさらに含気量の多い胃泡部で聴取される。心臓や肝臓のような含気量の少ない部位では跳ね返りが弱く、つまったような濁音を呈する。

肺野における異常な打診音

  • 正常な打診音で説明したとおり、打診音は打診部位の含気量 により変化する。
  • 肺野の打診において濁音を聴取する場合は含気量が減少した状態、鼓音を聴取する場合は含気量が増加した状態を示唆する。
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身体所見④呼吸以外の所見

チアノーゼ

  • 血液中に酸素と結合していない還元ヘモグロビンが増加(5g /dl以上)すると、皮膚や粘膜が青紫色になるチアノーゼがみられる。
  • 酸素欠乏のほか、、寒気などにより毛細血管が収縮して末梢循環不全を起こしたときにも起こる。

バチ状指

  • 慢性呼吸器疾患、肺癌、慢性心疾患、慢性肝疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病などで認められる所見である。
  • 手足の指の末梢指節が太鼓のバチのように肥大し、爪の基部の角度が 180 度を超える。正確な発生機序はわかっていない。

胸郭・脊椎の異常

  • 漏斗胸、鳩胸、樽状胸、後側彎症などがある。
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起座位のほうが楽に呼吸できる「起座呼吸」

仰臥位では静脈還流量が増加して肺への血流が増し、肺うっ血が助長されるため、呼吸困難が悪化する。
ところが、体を起こすと静脈還流量は減少し、肺うっ血が軽減される。仰臥位よりも起座位のほうがずっと呼吸しやすいというわけである。
呼吸器に疾患のある患者にしばしば起座呼吸という身体所見がみられるのは、このような理由による。仰臥位となる就寝中は呼吸困難をきたしやすいが、そのような場合、、患者は無意識のうちに起き上がって楽に呼吸ができる姿勢をとるのである。

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